続・父、そして遺伝とバイポーラ

昨日書いた記事を見直してみるとあまりにも漠然としていて自分や父や躁鬱のことを知らない人からしてみれば説明不足も甚だしいなーと思ったので補足も踏まえて再びいろいろ書いてみようと思います


まず双極性障害と遺伝要因との関係でありますが
ちょっと難しい話をはじめに少し。

双極性障害・単体で考えた場合の、遺伝的な要素を原因とみた発症の確率は10%ほど、
ってこれは数字だけ見ればあまり高くはないけれども、そこに環境要因や気質を含めたらだいぶもっともっとすごい数字に成り得るのではないか。という、これは私の考え。

つまり環境的要因であれば、親と子は食事や住環境や思考も似てくるし、そこでもうすでにパターンの歪まれ方(日本語がへん)というのはどんどん寄ってくるわけで。

気質、これは双極性障害がそもそも内因性の疾患ということから因るのですけれどもね。
少し話ずれますが、精神疾患には内因性・外因性・心因性という3つの原因にわけることができるのです。

外因性=あとからの事故や行動やなにかしらの行為によって脳に変化が起こってあらわれる症状
心因性=精神的なストレスだとか環境の変化によって脳が無理〜と悲鳴あげるもの
内因性=そもそもの脳のつくりから起こる症状。遺伝や体質などが引き起こすもの。

とされておりまして、まあ全部の疾患が全部すぱっとこれに分類できるわけでもなく、複雑に複数の要素が絡み合ってそれぞれの症状や病気が成り立っているのだ・け・れ・ど・も・

しかしながらここでパラドックスがありまして
双極性障害についての文献を見ると大概は
「遺伝も影響してなくはないけれどもそこまで多い数字でもないしそんな絶対遺伝するとか思わんといて〜や〜」
的なニュアンスで書かれていることが多いのだ
その一方で内因性精神疾患についての文献を見たらば
「内因性の疾患の代表は躁うつ病・統合失調性」
としっかりどれにも書かれてるんだよなーどういうことーほんでもって未だに内因性の疾患ってよくわかっていないんだよねえ
ほんで気になってこちらもいろいろ調べると、どうやら内因性「的」双極性障害、と、心因性「的」双極性障害、と、あるんじゃないかと思うのだよなー
だから当然、内因性「的」双極性障害の人の双極性障害は奇跡がおこらへん限りほぼ遺伝するんちゃうんけ!おら!と思ったりするのだよ、わたしは

あー
このへんの話しだすと、時代の変化と気分障害のくくりだとかスペクトラムの話とか単極うつとか新型うつとかそういう話まで行き着いてしまいそうで時間が足りないのでここらへんで今日はやめておきますが
(でもこれはぜひ記事にしたいことなのでいつか!)

つまり何が言いたいかっていうと
父が躁鬱、その父(祖父)も躁鬱が疑われる、というその私ってもうこれ絶対に内因性ですよねーという話なのだった

長かった すいません




結構、そううつの診断を受けた人って病院で近親者の具合を聞かれた経験がある方が多いと思います
というかⅡ型だとそうしないと双極性かどうかってわからないと思うし




父の話に戻ります

父は奇跡的にも、自分のペースで・自分の仕事場で・仕事をできるという職業環境に恵まれました
これは躁鬱の人にとってはすごくストレスレス(←ややこしいね)なことだと思う
わたしもゆくゆくはそうしたいけれども…
というかそういう環境で育ったから尚更わたしはそれしか無理な気がするのだけれども…

父は一度躁鬱の診断をされていた時期があります
わたしが行ってみたらと言うたのかな、たしか
わたしが今かよっている先生のところで躁鬱だと言われ、リーマスを飲んでいたが、ハイになって「自分でコントロールできる」とか、いかにもなことを言い出して断薬!そして今に至るという感じ

だから父が躁鬱かなあとはじめに思ったのは私だということになるのだけれども、なんで躁鬱だと思ったかというのにはここにはいくつか理由があります

父は常々ものごとをおおげさに言う癖がありますが自分の若いころの一部の体験を何度も繰り返し素晴らしい体験のように言う事がありました。
これは私は誇大妄想なのだと思った。
話の内容が、経験が、神秘めいて語られるんだよ。
あれって躁鬱のハイの典型的事例だと思うのだけれども。

あと、父には独身時代に一部記憶が薄い時期があります
ある一定の時期のことは私も家族もあまりよく知りません
父が語らないのが原因ですがそれは父が記憶があやふやだからです
本人いわく布団で動けなくなった時期が(それと別に)あったそうです
それはきっとうつだったんでないの?と思うんだなー

あと父は時として口調がたいへんに攻撃的になります
そしてそれを誇らしげに言うときがあります
うられてないけんかを、うられたけんかと見てしまい見事に買って出ます
具体的に言えば電話窓口へのクレームや訪問販売への文句など(いやだなあ)
そしてすごいイヤーな感じの口調でのべつまくなし言い立てて謝らせておいて、自分が正しい!といいはる。
あと結構政治とかに関してすぐ陰謀説などを言い出したりする。

それと関係して昔わたしが若かったころ、父とよくけんかしたけれども
大抵激しいけんかになってた時って今思い返してみれば二人ともハイだったんだろうかと思うんだよねえ
ハイ×ハイはいやだねえ

ハイの人を見てると自分もこんなんなんやろうかとすごい嫌な気持ちになってしまう

あと父の父、つまり祖父の話
祖父は私が生まれた頃にはすでに他界していたので詳しい人物像はよく知りません
けれども語られるのは必ず酒で暴れた話で
酒乱でなあ…というすごい伝説ばかりが独り歩きしているが
よくよくきいて見ればその祖父さんも機嫌良さそうに鮒鮨を作っていただとかのエピソードはあって、もしかして、これは推測にしかならないけれども祖父も躁鬱だったのではと勘ぐらざるを得ない


言い出せばもっともっとあるけれどもこんなエピソードがあるから私は父がそううつなのではないかと思ったのでありました

父も自分は躁鬱なのだ!と思ってそれでしっくり来たらしく、
逆に今では自分からまわりの人にやたらめったら言い出すぐらいの勢い

(おもしろいのは父は「そううつがある」という言い方をする)

言うのはいいけど病院に行ったりしないし、自分は躁鬱です宣言止まりだからなんでもそのせいにしてしまってちょっとそれはどうかと思う今日この頃です


父にきけばずっと混合状態なのだそうです

私「でも混合状態やけどそれで環境によって微妙に左右されるんでしょ?」
父「そうそう、それでこまかくかわる」

デパケンを飲んでくれーデパケンをー

父は混合状態がひどくなると複数のことがこなせなくなったり複数の人の話に集中できなくなったりやたら失敗がめっちゃ増えたり多動になったりとりあえず注意が散漫になります
こないだなんか玄関のドアをあけっぱなしで家を出ていかはったぜ…
かつてはカバンを家に忘れて出てったことがあったとか。

わたしが躁鬱と神経症のダブルセットだとしたら
父は躁鬱とADHDのセットだということになりそうだな。




あと、これはついこないだ発見した話。
父は物をよくなくすし、探せばすぐ簡単に見つかるものでも「絶対ない!」と言い張るので、なんでやろうかとよく考えてみたら、思いあたったのが
物固有の情報<物の位置情報
になっているという仮説…
つまり例えばメガネであれば
机の上にあるメガネ と 椅子の上にあるメガネ はべっこのもんとして頭が処理しちゃってる ということ。 おおげさに言えばね。
だから買い物たのんでも同じ種類のもの買ってこれないし…
引き出しの一番上の服しか着ないし…
で、父本人に、
じゃあ模様替えとか引っ越ししたらパニックになる?ときいてみたら
やっぱりなるとの答え! ひょー 位置情報がこんなに上位にくる人物て周りにあまりいないからおもしろい!
単純に迷惑とか文句とかそういう問題ではなくて、
頭の情報処理としてすんごいおもしろいなーと思ったのでした




長くなりましたが今日はここまでー


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